デ・キリコ展 北斎展

デ・キリコ展』2005年10月6日(木)〜25日(火)大丸ミュージアム東京

招待券があったので行ってみたのですが。前から意味わからない絵描く人だなーと思ってましたけど、行ってみてもやっぱり意味がわからなかった(^^;)

近づいては遠のいて矯めつ眇めつものすごーく真剣に見てる人がいて、この絵のどこがそんなに気になるんですか?と聞きたくなってしまいました(笑)。部屋の中に水があってその上でボートをこいでる人の絵。…い、いみわかんねー(好きな人ごめんなさい^^;)

デ・キリコの中でも影がのびてるのが印象的な絵は比較的好きなんだけど、そういう系統の絵は今回あんまりなかったし。評価の高い初期ではなく後期の作品が中心だったらしいですが。

北斎展』平成館 2005年10月25日(火)〜12月4日(日) 東京国立博物館 平成館

最終日にかけこみで行ったら雨なのに大混雑。15時半についたら17時から入場できる整理券を渡されて時間をつぶしてから行きました。

前に行った『北斎と広重展』(2005年6月7日(火)〜19日(日)日本橋三越本店 新館7階ギャラリー)で、同時に二人の作品を見た結果「あ、私って北斎より広重の方が全然好きだ」と気づいてしまいました。でもまあ広重の方が好きだけど北斎はやっぱすごいよね!

若い頃の作品から晩年の作品まで年代順に置いてたのですが今回大量の作品数でしたね〜。北斎が晩年に名乗った『画狂老人卍』ってのが受けた。(絵の片隅に書いてたりする)なんか特撮ヒーローもののノリじゃん!

浮世絵の初刷りと後刷りを比較するってのがおもしろかった。画家の意向が大きく反映された初刷りは数が少なくて、でも版画だから刷り方によって全然印象違うのね。私が北斎の作品のなかで一、ニを争うぐらい好きな『凱風快晴』が例になってたんだけど私、後刷りの方が好きだ(笑)

(って肝腎のどっちが初刷りでどっちが後刷りって書いてなかったけどおそらく。多分はっきりとはわからないんだね)初刷りのほうはなんか色が薄くて〜。後刷りの方がカラフルでよいよゴメン北斎さん!

最後の方にあった掛け軸の「若衆図」のタイトルに敏感に反応(笑)何回も戻って見ちゃった。つい〜。若衆を題材にした絵は2つ展示してありました。若衆図と若衆文案図。ぱっと見美人図に通じるものがあると思ったけど、やっぱり女性とは違う。男の子の凛とした色気があって非常に美しかったです。

キャプションによると、特別な注文による製作と考えられるそうです。図録の解説に特殊な立場にあった若衆に品格を与えているとか、特殊な題材も下卑ることなく品格を感じさせるとかって書いてあったよ。特殊特殊ってまあ特殊だけど(笑)

大混雑でしたが行った甲斐がありました!やっぱり北斎もよいですね〜!