BL小説=ボーイズラブ小説の話 1

厳密に言うと本の感想ではないんですが、本にまつわる全般的な話も含め、この「本の感想」のくくりでいかせてもらおうかと。

本題。世間では、『ボーイズラブ小説の書き方』なる本が発売されているらしいですね。私は読んでませんけど、「基本的なことばかりで、さほど役に立たなかった」という感想が多いみたいですけど。

まずボーイズラブ(BL)とは何か。男性同士の同性愛を扱ったジャンル・作品のことをいいます。大昔は「少年愛」とか「ジュネ」とか、ちょっと前は「やおい」(これは今でも主に同人の世界では使う)とか言ってたものが、このボーイズラブ、という言葉が登場してすっかり普及した今、なにやら後ろめたさが相当減りましたよね〜。

購買層は女性がほとんど。でてくる男同士のカップル、基本は美形。醜いものはいかんのです。
別にホンモノさんを求めているわけではないので。現実にはありえないとわかっていて、美化した世界に陶酔したりひたったりするわけですな。(この辺がリアルのゲイの方の反感を買ったりしている側面もある。)

男同士の同性愛作品が1ジャンルを築いてるなんて信じられない方。少し大きめの本屋さん行って見てくださいな。で、「ボーイズラブコーナーどこですか?」って聞いて見て下さい(勇気があるなら)。きっとまるまるボーイズラブで埋った書棚を紹介されて、こんなにあるの〜!?って驚くこと請合いです。かつて甘酸っぱい少女小説の代名詞ともいえた集英社コバルト文庫でもいまやボーイズラブ小説ドカドカ出してる時代なんですよ〜。だって売れるから(苦笑)